↓以下、アニま!23話後の、夜神の捏造SSです。 暗いお話が苦手な方、アニメのストーリーを純粋に楽しみたい方は 閲覧しないで下さい。あくまで夜神の捏造の世界ですので 読後の苦情はご遠慮ください。 それでも読むぞ・・・という勇者な方は、スクロールでどぞ。 |
||
いつもくるくるとよく変わる、豊かな表情。 中でも、真っ直ぐに前を見つめる・・・凛とした眼差しが、僕は大好きで。 慣れない異国の地で、アスナさんがずっと傍にいてくれたから、今までずっと、頑張れたのに。 「・・・・・ねぇ、アスナさん・・・返事、して・・・くださいよっ・・・!」 ガラス玉のような瞳には、何も映っていなかった。 R I N G 世界中の根元に、ゆっくりとアスナさんを横たえて。 開かれたままの瞳を、掌でそっと閉じる。 そうしてると、まるで・・・ただ、眠ってるみたいなのに。 「アスナさん・・・アスナさん・・・・。」 どれだけ呼んでも、アスナさんは応えてくれない。 思い返して見れば、ここ数日・・・確かに様子がおかしかった。 今朝僕が見た涙も・・・眠かったわけでも、嬉し涙でもなくて。 アスナさんはきっと・・・こうなるコトを・・・分かってたんだ。 分かっていたのに、誰にも言えなくて。 一人で抱え込んで・・・ムリヤリ明るく振舞って。 最後の最後まで・・・言い出せなくて。 「どうして・・・気づいてあげられなかったんだろう・・・。」 アスナさんが、一人で抱え込む人だと・・・分かっていたのに。 あんなに・・・傍にいたのに。 「護れなかったんだ・・・・・・イチバン・・・大事な時に・・・・・イチバン・・・大事な人を・・・・・」 父さんのようになりたくて・・・少しでも、父さんに近づきたくて。 僕は『マギステル・マギ』の道を目指した。 たくさんの人を助られる・・・・立派な、立派な魔法使いに。 「・・・・・にも・・・でき・・な、かった・・・・!!・・・・・なに、も。」 僕の目の前で、力なく落ちていった・・・アスナさん。 必死に追いかけ、掴み上げたその身体に・・・既に、力はなくて。 ・・・・・アスナさん、泣いてたんだ。 あんなに、壊れそうな・・・今にも消えてしまいそうな、震える声で・・・僕の名前を呼んだんだ。 『・・・・ネギ・・・あたし・・・・あたしね・・・・・』 「・・・・スナさん・・・・ごめんね、アスナさん・・・・・」 頬を伝って、零れ落ちる涙。 心の底から、繰り返し吐き出される、懺悔の言葉。 その全てが、アスナさんに届くことはなくて。 伝えたいことが・・・あったのに。 いつもいつも傍にいて・・・近すぎて、伝えそびれてしまった・・・言葉が。 それももう・・・伝わることは・・・・・ないんだ。 ただ、アスナさんの手を握ることしかできなくて、とめどなく溢れてくる涙が、アスナさんの頬を濡らす。 ―――――神さま・・・。父さん・・・お願いです。 アスナさんを、もう一度・・・もう一度・・・・・。 まるで人形のように力ない身体を、ぐっと掻き抱いて。 届くはずのない僕の祈りに応えるように・・・アスナさんの髪飾りが、チリン・・・と闇夜に小さく響いた。 23話を見たら、思わず書いてしまった散文です。 23話・・・というより、次回予告のネギを見て・・・という方が正しいかな。 相変わらず、なんじゃこりゃ?としか言いようがない曖昧な文章です。 24話放映までの期間限定アップのつもりでしたが、少しだけ加筆して こちらに移動しました。 暗い話でスミマセン・・・っていうか、あの話を明るく書くことは、夜神には とても出来ませんが。 よろしかったらご感想など、拍手や掲示板、メールなどで頂けると励みになります。 最後まで読んでくださってありがとうございました。 ブラウザを閉じてお戻りください。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||